どうも、正直な不動産屋さくらまるです。 マイホームを探していて良さそうな物件があった場合に実際に家(物件)を見に行きますよね。 物件を内見する時にどんなところを見ていますか? 床の色でしょうか、キッチンの色でしょうか。 もちろん自分の好みに合った内装かどうかも重要ですが、不動産は資産ですのでもっと重要なことがあります。 せっかく気になる物件を内見しに行くのであれば、重要な点をチェックして頂ければと思います。 この記事をお読み頂くと、気になる物件を内見する時にどこを見たらいいのかがわかります。 いくつか見る上でも比較検討しやすくなるかと思います。 ちなみに最近物件が少なくなってきましたよね。 自分に合う物件だけ見に行くとなると1件しか見られない、いつまでも内見できない、という可能性があります。 少しくらい合わなくても実際にどんどん内見して頂き、経験値を積んで頂ければと思います。 いざいい物件が出た時に、本当にいい物件なのかを判断できる様になります。 実際に目で見て触って、何件も見てみることをおすすめします。 全ての項目で粗探しをして欲しいというのではなく、しっかり確かめて許容できるかなど判断頂ければと思います。 それではぜひ最後までお読み頂ければと思います。 宜しくお願いします。
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目次
内見時準備したいもの
内見の時にできればあった方がいいものなのですが、 5mのメジャーを持って行って頂ければと思います。 100円均一でも買えますので、ひとつは買っておくといいと思います。 2mとかだと足りないもしくは測りづらい場合があります。 あと気になる方はスリッパです。 スリッパは物件用に毎回買っている訳ではありません。 けっこうな人数が履いていますので、気になる方はご自身のを持参するといいと思います。 筆記用具も持っていくといいですね。 不動産の説明は、一つ二つではありません。 忘れないようにメモしたいところですよね。 いくつか物件を見る際にも特徴、測ったサイズなどを書いておくといいと思います。
戸建て内見時チェックポイント
戸建てとマンションで少し見るところが違うので、分けてご説明させて頂きます。
天井高
特に都心部の3階建ての戸建ては、天井高に注意してください。 一般的に階高は2,300mm (2m30cm)です。 1階部分は、2,100mm~2,250mmで造られることもあります。 2,100mmだとけっこう天井が低く感じてしまうと思います。 住んでから嫌になるかも知れませんね。 あとは3階部分の北側斜線にも注意しましょう。 3階の主に北側が斜めに大きく削られてしまうことが多々あります。 実際に体感して、一番低いところでどのくらいの高さなのか測ってみましょう。 低い部分はベッドを押し込んだり、収納として使うなり工夫はできます。 ちなみに斜線制限の角度は地域にもよりますが、大体決まっています。 天井の角度は割と決まっているので、床からの立ち上がりの高さと斜線がかかる範囲を把握すれば完成前の家でも検討できる様になります。
脱衣所の広さ
脱衣所の広さは本当に様々です。 脱衣所に洗濯機置場がない、洗濯かごが置けないという物件はざらにありますので、注目してみてください。
洗濯機置場の位置
脱衣所に洗濯機置場がない場合、廊下もしくはキッチンの横などに設置されるケースが多いです。 何階に干すのかなど生活同線もふまえて見て頂くといいと思います。 例えば、干すのが3階で1階に洗濯機置場があると当然1階から3階まで濡れた洗濯物を運ばなくてはなりません。 3階ならまだしも、屋上にしか干せない物件もありますので、要チェックです。 ちなみに大きめの洗濯機を置きたい場合、洗濯機置場のサイズ、洗濯機置場までの廊下、ドアのサイズなど、置くスペースだけではなく、運び込むことも想定してサイズを測って頂ければと思います。
トイレの数、位置
トイレは戸建てなら2ヶ所が基本となります。 ただトイレがあることで間取りが圧迫されてしまう場合、1ヶ所でもいいのかも知れません。 1階にあるのか、2階か3階か、生活同線を意識してみてください。
隣地建物との距離
外からもしくは窓を開けて隣との距離は確認しましょう。 比喩ではなく、手が届く物件もあります。 ちなみに隣の家と窓が同じ位置にあると窓を開けるのもためらいます。 全方向、全窓見る様にしましょう。
日当り、眺望
建物が近いと日当りも悪くなりがちです。 1階部分には日は入りにくいものですが、2階、3階の日当り、眺望はしっかり窓を開けてチェックしてください。 ちなみに想定とは違うこともありますので、日が入る時間帯に見に行った方がいいですよ。
車庫の広さ、入れやすさ
車庫(カースペース)の広さも重要ですよね。 奥行き、横幅、車の出し入れのしやすさ、車を持っていなくてもチェックしてください。 なぜなら、いつか車を持つかもしれませんし、売る時にも車庫は重要なポイントになります。 ちなみに車庫が大きければいいというものではありません。 車庫が大きくなるとその分間取りがいじめられてしまいます。 奥行き 4,700mm~4,850mm 横幅 2,400mm~2,700mm 高さ 2,500mm~ ビルトイン車庫の場合、有効幅が上記くらいがいいのではないでしょうか。 図面では誤差が出ますので、実際にメジャーを当てて測って頂ければと思います。 あとは、車を置いた状態で自転車をどう置くかも把握したいですね。
土地の境界ポイント
土地の境界は重要です。 境界ポイントがあるかをチェックしましょう。 「境界ポイント」に関しては下記「越境物」と共に詳しく記事にしております。 下記の記事をご覧ください。
隣地間の越境物
隣地との境を越えて何かが越境していてもトラブルの基です。 「境界ポイント」「越境物」に関しては下記の記事をご覧ください。
土地境界でトラブルにならないために知っておく5つのこと!土地の境界のことをどのくらい知っていますか。知らないと損をしたり、トラブルになったりすることがあります。この記事ではわかりやすく、丁寧にご説明させて頂いています。この記事をご覧頂くと、土地境界に関して詳しくなり、騙されたり、損をしたりすることがありません。ぜひお読み頂ければと思います。...
隣地との高低差
隣地と高さ(地盤面)が違う家も多々あります。 隣の家が高かったり、低かったり。 どちらにしても高さの差があると、土留め(どどめ)もしくは擁壁(ようへき)がないといけません。 現状対策はされていると思うのですが、ヒビが入っていたり、壊れていたりすると危険もありますし、その内やり直さないといけません。 普通のブロック塀でもヒビ、割れ、はチェックしたいところです。
隣地の家並み
隣地の家並みもグルっと見てみてください。 どんな人達が住んでいるかなんとなく感じると思います。 ガラクタが積み上がった家など何か違和感を覚える家があるかも知れません。
マンション内見時チェックポイント
全部屋にエアコン設置できるか
エアコンが全部屋に設置できるかも確認してください。 マンションでは、基本的にエアコン用の穴は開けられないです。 今ある穴を活かすのですが、室外機をバルコニーに置く場合、玄関側の部屋からバルコニーまで先行配管しないといけません。 大がかりなので、お部屋のリフォーム時にやらないと難しいです。
お風呂の追い炊きができるか
お風呂のお湯を追い炊きできるかも重要です。 追い炊きができない場合、工事をして追い炊きできる様になる場合があるのですが、少しハードルが高いです。
給湯システム
給湯(お湯を作る)システムがどうなっているのかも確認したいところです。 普通にガス給湯器ならいいのですが、「電気温水器」を多用していた時代もありますので、確認が必要です。 電気温水器は、室内に大きな機械があり、深夜電力でお湯を沸かして溜めておきます。 お湯を使い過ぎてしまうとお湯が出なくなりますので、ご注意ください。 オール電化の家などは、電気温水器を使用していると思います。 ガス給湯器だとしても、いつ新品に交換しているかも重要です。 約10年~12年くらいで交換が必要となります。 古くなってくると、お湯の供給が安定しなかったり、お湯が出ない場合が出てきます。
隣の部屋との壁の厚さ
マンションの中には、2世帯で1つのコンクリート壁になっていることがあります。 両隣の壁を軽く叩いてみて両方とも壁がコンクリートかどうか確かめてみてください。
段差があるか
特にお風呂、洗面所の部分の床が高い可能性があります。 水回りの配管を下に通している為です。 他にも廊下、部屋などにも段差がある可能性があります。 段差があるとつまづく可能性がありますので、将来を見据えても確認したい一つになります。
日当り、眺望
日当り眺望は実際に目で見て確かめてくださいね。 インターネットの写真などは、加工が可能ですし、都合の悪いものを避けて写真を撮っている可能性もあります。 回りの目線など、じっくりとバルコニーから眺めてみてください。 ちなみに戸建て同様、日が入る時間帯に見に行った方がいいですね。
共用部分
マンションの共用部分もいくつか見ておきたいところはあります。
廊下
共用廊下は、消防法という法律で避難経路となっています。 何かを置いてはいけないのですが、マンションによっては色々置いてしまっているマンションもあります。
集合ポスト
集合ポストは荒れていませんか。 管理が良いマンションは、集合ポストもきれいです。
自転車置場
自転車置場も無造作に置かれていないか、明らかに使っていない自転車はないか、チェックです。
ゴミ置き場
ゴミ置場のきれいになっているか確認できたらしましょう。 ゴミ置場でマンション住人の質がわかる場合があります。
重要事項調査報告書
「重要事項調査報告書」は書類なのですが、案内時もしくは案内後に不動産屋から書類でもらってください。 マンションに関して重要な事項が色々と記載されています。 中でも見ておきたい事項は、
- 修繕積立金の積立残高
- 大規模修繕工事をいつやったか
- 管理費、修繕積立金の増額予定の有無
- TV、インターネット環境
- 自転車置場の台数制限など
戸建て、マンション共通チェックポイント
窓ガラス(サッシ)
窓ガラスはペアガラスかどうかですね。 ペアガラスは窓ガラスが2枚になっており、外気と内気の空気を直接触れさせません。 結露防止、保温の観点からもペアガラスの方がいいでしょう。
リビングの広さ
リビングには何を置きたいですか。 ダイニングテーブル、ソファ、TV、本棚などなど。 どこに何を置くかなど、LDK(リビングダイニングキッチン)だけでも想定してみましょう。 広さよりレイアウトしやすいかが重要かも知れませんね。
お風呂のサイズ
お風呂のサイズは様々です。 1坪(2帖)タイプであれば十分と言えますが、中には小さめのお風呂を入れて、部屋を大きくしている物件もあります。 しっかり見てくださいね。
各部屋のコンセント
各部屋のコンセント数は足りてますか。 各部屋2ヶ所は欲しいものです。 リビングに関しては、間取りにもよるのですが、どこに付いているのか確認しましょう。
TV、インターネット
どの部屋でTVが観れて、インターネットが使えるかは重要です。 できれば全部屋で使用できると望ましいです。 インターネットのジャックにも種類があり、昔ながらの電話用の「モジュラージャック」だと最大でも100Mbpsですので、いくら早いインターネットサービスを使っても通信速度が遅くなります。 余談ですが、パソコン、無線LAN機器につなぐLANケーブルもしっかりした物を使った方がいいですよ。 ケーブルで遅くなってはせっかくの環境が台無しです。
バルコニーの広さ
バルコニーにはエアコンの室外機を置く可能性がありますね。 室外機を置くと今よりもっと狭くなります。 狭くて置けないこともあります。 バルコニーもどのくらいの広さか実際に確認したいところです。
まとめ
ちょっと項目が多くなってしまいましたが、それぞれ重要なことだと思います。 冒頭でも書きましたが、全ての項目で粗探しをして欲しいというのではなく、しっかり確かめて許容できるかなど判断頂ければと思います。 ご自身で優先順位をつけて、重要なポイントは忘れないでチェックしてくださいね。 以上となります。 ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。 不動産に関して他にも多数記事を書いております。 参考になる事も多いかと思いますので、他の記事もぜひお読み頂ければと思います。 宜しくお願いします。
【独学でも大丈夫】はじめて宅建を受ける人の勉強方法を解説!宅建て難しいの?独学でも大丈夫?などのお声に対して記事を書かせて頂きました。答えは大丈夫です。この記事をご覧頂くと、独学で勉強する方法、具体的なテキストなどがわかり、あとは勉強するだけという状態になれます。早めにスタートして無理なく余裕をもって試験に臨んで頂ければと思います。...
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