どうも、正直な不動産屋さくらまるです。 戸建てを買うとメンテナンス、修繕費用がどのくらいかかるのか、よくわからないですよね。 マンションなら「修繕積立金」というものがマンション毎に決まっており、毎月積み立てていきます。 戸建ては積み立てなくていいのか。 そんなことはありません。 戸建ても計画的に積み立てていく必要があります。 今回の記事では、戸建てのメンテナンス・修繕費用がどのくらいの時期にいくらくらい必要かをご説明させて頂きます。 この記事をご覧頂くと、計画的にメンテナンス・修繕費用を貯めることができ、目安を知ることで悪徳リフォーム業者にひっかかるリスクも減らせます。 ぜひ最後までお読み頂ければと思います。 宜しくお願い致します。
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戸建てメンテナンス費用の目安
まず戸建てのメンテナンス費用に関して、不動産情報サービスの「アットホーム」調べ(2016年)によると、「平均築年数35.8年で修繕費用の平均総額は556万円」とのことでした。 平均なのでなんとも言えませんが、年間費用に直すと15.5万円、月々は約1.3万円ですね。 マンションの修繕積立金と同程度の金額かと思います。 マンションは強制的に集金されていますが、戸建ても修繕積立金として貯蓄しておいた方が良さそうですね。
戸建てのメンテナンスが必要な箇所
続いてはメンテナンスが必要な箇所をご説明させて頂きます。
屋根、外壁
まず一番最初に頭に浮かぶのは、屋根、外壁ですよね。 素材にもよりますが、10~15年に1回は塗装の塗り直しをした方が良さそうです。 塗装をしないで素材が丸出しになってしまうと、雨漏りの原因になってしまいます。 10年で塗り直さないとという人もいるのですが、個人的にはきっちり10年でやらなくてもいいんじゃないかとも思います。 とは言え大事な部分なので、ひび割れなどの劣化を見ながらご判断頂ければと思います。 特に日当りの良い箇所は劣化が進みやすくなります。 ちなみに屋根、外壁を別々にメンテナンスされる方もいると思うのですが、同時にやられた方がお得です。 屋根、外壁をメンテナンスする際に「足場」を組みますので、その「足場代」が二重にかかるのを防ぐためです。 屋根、外壁は一緒にやってしまいましょう。
雨樋(あまどい)
雨樋(あまどい)とは、屋根を流れていく雨水などを集めて、下水や地面に流す樋(とい)やパイプなどのことです。 雨樋が劣化すると割れてしまったり、詰まってしまったり、外壁にダメージを与えかねません。 頻繁にやる必要はありませんが、10~20年に一度はしっかりとメンテナンスをしたいですね。
バルコニー
バルコニーの床部分は一般的に防水されています。 防水が劣化して、ひび割れや部分的に剥げてしまっていると、バルコニーの破損、住宅への雨漏りの原因になります。 バルコニーも10~15年に一回メンテナンスをしたいところです。
キッチン
キッチンは素材や面材などにもよりますが、10~15年を目安にメンテナンス、交換の時期かと思います。 細かい部分の交換などもでき、ガスコンロ、レンジフード、水栓、食洗器などは、システムキッチンであっても、分解して交換が可能です。
お風呂
お風呂も毎日水を大量に使いますので、劣化していきます。 お風呂に付随して、換気扇、浴室換気乾燥機なども劣化しますので、10~15年でメンテナンスもしくは交換が必要です。 お風呂、キッチンに共通してお湯を出すのが「給湯器」です。 「給湯器」の交換目安は10~12年くらいになります。
洗面台
洗面台も15年前後が交換の目安です。 水栓、排水管のつまりなどの部分補修でしたら比較的に安くメンテナンスできます。
トイレ
トイレも同様15年前後が交換の目安です。 トイレはそのものより便座、シャワートイレ(ウォシュレット)の故障などにメンテナンスが必要です。
床
床は、概ね10~15年に一度張り替えるのですが、気になった時に部分部分で交換していくのが良いのかとも思います。 素材によっても、耐用年数、交換費用は様々です。 下記の一覧表をご覧ください。
壁紙
壁紙も経年変化が激しいですよね。 使い方、環境によっても年数は様々ですが、10~15年を目安に張り替えが必要になります。 部分補修は、ご自身でもできますので、お金をかけなくても良いかと思います。 壁紙の隙間などにシーリング剤を塗って、濡れた雑巾などで余分なシーリング材を拭き取る。 という、簡単なものになります。 クロス屋さんが来ても結局同じ様な補修になりますので、まずはご自身で試してみてください。
戸建てのメンテンス費用一覧
年数の目安 | 費用の目安 | |
屋根、外壁 | 10~12年 | 補修:90~140万円 交換:250~400万円 |
足場 | 屋根、外壁のタイミング | 18~40万円 |
雨樋(あまどい) | 10~20年 | 補修:2,3万円 交換:15~70万円 |
バルコニー | 10~12年 | 補修:7,8万円(1ヶ所) |
キッチン | 10~15年 | 水栓:2,3万円 ガスコンロ:20万円前後 全体交換:100~150万円 |
お風呂 | 10~15年 | 交換:100~120万円 |
給湯器 | 10~12年 | 交換:20万円前後 |
洗面台 | 15年前後 | 補修:数千円~3万円 交換:20~25万円 |
トイレ | 15年前後 | 補修:数千円~3万円 交換:20~30万円 |
床材 | 15年前後 | (6帖あたり) フローリング:9~15万円 クッションフロア:4.5~10万円 カーペット:5~12万円 畳:7~20万円 |
壁紙(クロス) | 10年~15年 | 交換:5,6万円(6帖) |
中でも重要なメンテナンス
戸建てにかかるメンテナンス箇所、費用などをご説明させて頂きましたが、住宅、環境、使用状況、特殊な理由などによって違いはでてきます。 すべてをしっかりとメンテナンスしていると費用が莫大になってしまい、戸建てを持つこと自体が恐ろしくなってしまいます。 そこで、特に注意したい下記の点をしっかり押さえて、残りは余裕がある時に気になった部分をメンテナンスして頂ければと思います。
- 屋根
- 外壁
- 雨樋(あまどい)
- バルコニー
- 給湯器
上記箇所は、住宅を守るためにもしっかりとメンテナンスしたいところですね。 メンテナンスを怠ると雨漏りや住宅の損傷の原因となりますのでご注意ください。 給湯器は、お湯が出なくなりますので、給湯器も重要ですね。
まとめ
戸建てのメンテナンスに関してご説明させて頂きました。 先にご説明させて頂きましたが、全てのメンテナンスを基準通りしっかりとやるとお金がいくらあっても足らないかも知れませんね。 新築を建てた方がコスパがよくなる、なんていうのも悲しいですよね。 エコ、節約の観点からも上手くお金を節約しながらメンテナンスをして、長く使いたいものです。 まずは、マイホームは愛着を持って大切にお使い頂ければと思います。 以上となります。 他にも不動産の記事を色々と書かせて頂いております。 他の記事も参考になりますので、ぜひお読み頂ければと思います。 宜しくお願いします。
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